谷崎潤一郎 私の好み

 私は平均的な大学生よりかは、読書をするほうだ。小説・教養本なんでもござれと読んでいる。好きな作家も幾人かいるのだが、割と好きなのが谷崎潤一郎だ。

 彼を知る人からすると、谷崎潤一郎好きは変態と思われるかもしれないし、逆にただの文豪と思ってる人からはお硬い人と思われるかもしれない。だが、彼の本は誠に面白い。知らない人のために少し、彼を紹介するとめちゃくちゃキレイな文章でどMの世界を描く天才だ。割と雑で、文学的な要素ゼロな紹介だがこの一言に尽きる。

 彼を知った作品は『春琴抄』という作品なのだが、これを読んで私は彼の虜になってしまった。きれいな女の師匠にに異常なほどの献身を捧げる弟子の男の話なのだが、非常にコンパクトかつきれいな文体で描かれる。映画にもなっていて、山口百恵が主演をやっていたはずなので、あまり本が好きでなくてもぜひこの作品に触れて見ていただきたい。

 私の稚拙な文章力では、彼の魅力を紹介しきれないが実際に彼の作品に触れてぜひとも変態の描くきれいな異常愛を垣間見てみて欲しい。